女性ホルモンは体調だけでなく、精神面にも影響をもたらします。無性にイライラしたり、不安になったり…。女性ホルモンのバランスが崩れることで、気持ちも不安定になりやすくなります。

毎日楽しく、気持ちよく過ごすために、女性ホルモンをコントロールしていきましょう。

ホルモンバランスの乱れがイライラを呼ぶ理由

なぜホルモンバランスが乱れるとイライラしちゃうのでしょうか。ホルモンバランスが乱れやすい、下記の時期に焦点を当てて理由をご紹介します。

PMS(月経前症候群)

月経に関係する女性ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンというものがあります。エストロゲンは排卵前に分泌され、プロゲステロンは排卵後に分泌されます。

月経前は両ホルモン同士のバランスが崩れやすく、それに影響されて自律神経のバランスが変わりやすくなっていまいます。自律神経のバランスが崩れることによって、イライラが起こりやすくなります。

更年期

更年期が近くなると、女性ホルモンを分泌している卵巣の機能が徐々に低下し始めます。この時期と同時に、エストロゲンの分泌量も比例して減少していきます。

女性ホルモンの分泌量が低下してくると、ホルモン分泌を指示している視床下部が脳内から分泌を増やすよう指示を送ります。

ですが、卵巣の機能が低下している限り、いくら脳からホルモン分泌の指示をしても卵巣からはホルモンは分泌されません。

この状況から、更年期になると脳からの女性ホルモン分泌指示と実際の分泌量がマッチしない状態になってしまうため、ホルモンバランスはもちろん、自律神経のバランスも不安定になりやすくなってしまうんです。

また、エストロゲンには心を穏やかにする作用もあります。そのため、更年期の卵巣機能低下によってエストロゲンが減少し、イライラが起こりやすくなる、というのもイライラや情緒が起こりやすい理由の1つです。

イライラの感情を悪化させないために心がけること

エストロゲンの減少や、女性ホルモンどうしのバランスが取れなくなることでイライラしてしまうのは、程度にもよりますが避けられない減少でもあります。

イライラしている自分に自己嫌悪してしまう、人間関係が悪くなってしまう前に、自分でできる対策をしておきましょう。

糖分の摂りすぎ

糖分、特にお菓子によく使われている白砂糖には血糖値を急激に上昇させる効果があります。

血糖値が急激に上昇すると、同時にイライラの原因になる攻撃ホルモン・アドレナリンが分泌されることに。

糖分の取りすぎでイライラが加速されるなんて少しショックですが、食べ過ぎないよう注意しておくだけで過剰なイライラを抑えられることでしょう。

カフェイン、アルコールを減らす

カフェインやアルコールには自律神経のバランスを崩す可能性が高いものが含まれています。

カフェインには、体を冷やす作用があり、冷えにより自律神経が不安定になり気分がイライラしたり、落ち込みやすくなってしまいます。カフェインの取りすぎによる冷えで生理痛がよりひどくなる方も多いです。

また、アルコールは摂取しすぎると顔が赤くなる、ほてるなどの減少を起こす副交感神経を活発にさせ、どんどん気分が興奮してきます。興奮が高まると今度は交感神経が高ぶります。

交感神経ばかりが働きはじめると、血管が縮み、疲労回復スピードが遅くなり、その影響でストレスが起こり、交感神経がよりはたらいてしまいます。交感神経がはたらきすぎると、情緒不安定化しやすいという弊害が生じますので、飲み過ぎには注意が必要です。

カルシウムとマグネシウムを多めに摂る

カルシウムには、日常の思考作業や動作を支える神経や筋肉の働きをよりスムーズにする、とても重要な役割を果たしています。血液中のカルシウムが不足することによって、神経や筋肉に異常興奮がもたらされ、イライラが起こりやすくなるといわれています。

これを予防するには、カルシウムが多く含まれる食品を摂取することで予防が可能です。

カルシウムが多く含まれている食品の例

  • 小魚
  • 海藻類
  • 葉物野菜
  • 大豆製品
  • 乳製品
  • ココア

マグネシウムには、神経の伝達を正確かつ正常に行い、神経の興奮状態を抑える効果があります。そのため、マグネシウムが減少してしまうと、精神的なイライラが起こりやすくなってしまいます。

また、イライラ以外にも不安、記憶障害などが起こりやすくなるため、要注意です。

マグネシウムが多く含まれている食品の例

  • ナッツ類
  • 海藻類
  • 大豆製品
  • 魚介類

マグネシウムとカルシウムが多く含まれている食材には同じものが多いです。これらの食材を毎日の食卓に取り入れることによって、効果的にイライラを予防できそうですね♪

サプリでの緩和を試してみる

サプリの力を借りて、イライラの緩和を試みるのも方法の1つです。

イライラの緩和に効果がみられやすい栄養素には、下記のようなものがありますよ。

イライラ解消に聞く成分・栄養素

  • ビタミンB群(おすすめはビタミンB1)
  • ミネラル類(カルシウムやマグネシウム)
  • イチョウ葉(脳の血行促進に効果的)

お試しの前に、薬局などで相談すると自分に合ったサプリが見つかりやすいですよ。

人間関係を壊す前に婦人科へ相談する

どうしてもイライラが抑えられない!というときは、前もって婦人科など医療機関への相談、または診断を受けることをおすすめします。

専門家に相談することで、よりよい解決策も見つかるでしょうし、気持ちを相談できる人がいると安心もできますからね。

イライラが起こる前に、まずは自分で対処してみよう

ホルモンバランスの乱れとイライラの関係性と対処法をご紹介しました。普段の生活で避けたほうがいいことや食べるべきものを知り、実践ことで、過剰なイライラを防ぎやすくなります。

イライラに悩む方は、ぜひこの機会にできることから実践してみましょう。